
今までも書いてきた内容ですが2016年8月現在の情報に基づきアップデートさせていただきます。
1. 地球温暖化と今年の状況
フランスなど西欧では記録的暑さと大騒ぎしていますが、関東地方の今年の夏は比較的涼しかったと思っている方も少なく無いでしょう。
まず東京の平均気温ですが、やはり今年の夏はデータ上もかなり下がっており2010年台の気温に近いです。
一方でパリの気温ですが、マスコミは大騒ぎしていますが東京で言えば私の青春時代50年くらい前の気温と言えるでしょう。欧州は元々涼しいので、大騒ぎになっていると思います。 データ→
確かに地球温暖化はゆっくりとしたペースで進んでいる事は否めないと思いますが、今年の気温の変化はエルニーニョ影響の方が大きいと思います。
何を言いたいかというと、日本の馬鹿なマスコミ(特に視聴率さえ稼げれば良いオールドメディア),CO2削減で利権を得ようとする欧州EU諸国などがまた今回の西欧気温異常をネタにSDGSを強化してくるのでは無いか?という事に対する懸念です。
今までこのブログでも述べていた事ですが、地球の気温上昇はCO2の増加要因はあるものの、そんなレベルよりはるかに大きい影響を及ぼす太陽活動やエルニーニョなどであり、都市部はヒートアイランド現象がそれを増長しているだけです。ヒートアイランドが出やすい東京でこれだけ涼しかった事を考えると、とても人間の力ではコントロールしきれないモノ(前述の太陽活動等)の影響が大きく、むしろそちらはそろそろ氷期に向かい始めているのでは?とも考えられます。今後の残暑や冬の寒さ(そう言えば過ぎたこの冬は寒かった)などを注視しましょう。
2.BEVの終焉とマイルドハイブリッドの成長
私が橋本知恵院(椿本チエイン)を退職する時に残したリポートの資料に、「生涯CO2排出量に関して計算するとBEVとHEVはほぼ互角で、充電の不便さや補助金切れを考えると短距離買い換え(5〜7万kmまで)ならエンジン車、それ以上ならHEVがオススメ、中間的選択でマイルドハイブリッドも有りかも」という内容を掲載しましたが、今回その内容をアップデートさせていただきます。訂正版内容は
EV車両生産時を含めたCO2排出量(発電時排出と送電時ロスを含めたモノ)だけに関して計算するとBEVとHEVはほぼ互角だったが、レアアースを精錬して使える状態にするまでの発展途上国でのCO2排出が計算上入っていなかったのでBEVはCO2計算だけでもアウトでありました。更にレアアース生産時に出る廃棄物質による地球環境破壊問題,充電の不便さ(バッテリー載せ替えを含む),補助金切れ(そもそも車両が高い)等を考えるとBEVという選択肢は全く無い。BEVを買った人は高い金を払い、不便を買い、地球環境を悪化させてた。欧州自動車メーカーはエンジン車をあきらめてBEVシフトを試みるも安かろう悪かろうの中国製に完敗し経営難に陥り、結果的にBEVを大量に輸出した中国だけが利益を得たというオチだ。しかし流石にバチが当たり最近ではBEVがあまり売れず大量のBEV売れ残りが中国で廃車になっているそうだ。(写真参照)
さて我々はクルマ選択時どうすれば良いかというと、短距離買い換え(5万kmまで)ならエンジン車かマイルドハイブリッド(距離が長いほどマイルドハイブリッド),10万km以上ならHEVがオススメという事になります。
(非常に粗い計算だと5万km走行でガソリン車とマイルドハイブリッド車の価格差が13万円でチャラ=価格差が13万円以下ならMHEVの方がお得、同じく5万km走行でガソリン車とHEV車の価格差が35万円でチャラ=価格差が35万円以下ならHEVの方がお得、マイルドハイブリッドとHEVは22万円差でチャラ=価格差が22万円以下ならHEVがお得です(ガソリン車10km/L,MHEV12km/L,HEV18km/Lガソリン価格160円/Lでの計算)
例えばクロストレックを買う場合、sHEVとeBOXER(HEVとマイルドハイブリッド)の価格差は35万円位なので5万キロ走行ならeBOXER,10万km走行ならSHEVのほうがお得になります。
最新情報では
・レアアース問題が非常に重要になってきた
・HEVでもBEV程では無いがレアアースを使う。
・マイルドハイブリッドの燃費が良くなってきた(ステランテスなど)
・レアアースを使わない場合にはマイルドハイブリッドの方が技術的に楽
という事情が見えてきたからです。
3.電気自動車の将来と水素社会
このブログやその他の私が書いたブログでも散々言ってきた事ですが、未来に電気自動車化がある場合は汽車→電車のパターンで歴史がある給電によるもの(電車のパンタグラフと架線による給電)が主体となるでしょう。安全性を考えれば非接触給電という事ですが、これによるインフラ整備とそもそも電力をどうやって作り出すかがかなりの課題となるでしょう。22世紀中でも難しいのではないでしょうか。
水素社会の形成などさらにハードルは高く、そもそもなぜ一般的に出回っているエネルギーのロードマップのゴールが水素社会なのかが疑問です。そんな事よりも炭素社会の効率的循環をゴールにすべきではないでしょうか?つまり植物の光合成のようにCO2からCとO2(炭素と酸素) を分離させエネルギーを再利用するというゴールです。これなら22世紀、いや21世紀中に可能なのではないでしょうか?そういうロードマップを描けばもっと現実的な未来が見えてくると思います。
「嶋恭作の裏45年史」
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